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松浦寿輝 ウィキペディア

松浦寿輝 動画

シネマトグラフ覚書―映画監督のノート
シネマトグラフ覚書―映画監督のノート
フレッソンの映画の奇跡のように、彼の「シネマトグラフ覚書」は平易な言葉で映像と「見ること」の差異を短い言葉で言い表してもれがない。個人的なうらみなどがチラとかいま見えるのがご愛敬だが、それもまた映画が集団で作る故のおもしろさか。これから映画を作りたい人やプロにお勧め。手放せない。




半島 (文春文庫 ま 19-2)
半島 (文春文庫 ま 19-2)
小説にしか描き得ない、言葉にしか表現できない世界を実現している点で、大いに評価すべき作品ではある。本書を読んでモデルとなった舞台を訪ねるというのも、『ダヴィンチ・コード』かよといいたくなるが、そんなことは要らぬお節介だろう。勝手に訪ねなさい。
しかし、そうした読みには、意外に本作に対する誤解があろうと思われる。人生は仮初というが、それも単なる誤読に過ぎない。いわばこうした誤解は、現在の小説に対する誤読の典型であり、こうした誤読が小説の衰退を招いている。
それは、言葉の機能としての小説の力や本質をことごとく侮っているからだ。幻想的なファンタジーに癒されて、そのモデルを訪ねてみれば、自分も実際に小説世界を「体験」できる、
あるいは、物語世界の対象が半島へ紛れ込んだブルジョア元大学教授のロマンティックな体験(自分勝手な男の妄想)であることに感受し、もう一つの人生もありうるとの読者自身の妄想をのみ喚起している以上は。素朴にそういう読み方も、読者の自由であるという「相対性理論」はここでは問題外(議論以前)とする。
カズオ・イシグロの『充たされざる者』は本書と似たテイストながら、遥かにリアリティがあり、ロマンティックな妄想とは縁遠い。そして、明らかに小説としての可能性を拡げている。
『半島を出よ』にしても、一見全く異質な半島に入るこの物語にしても、明白にマッチョな妄想に根差している。マッチョが言いすぎなら、男の妄想と言い換えても良い。
それでも本書は十二分に評価すべき小説だ。言葉の芸術である小説の「言葉の機能」に対する周到な計算が感じられるから。




もののたはむれ (文春文庫)
もののたはむれ (文春文庫)
 ふと立ち寄った妙な喫茶店「並木」。どう見ても普通の民家であり、主人公の男は二階の六畳間に案内される。最初にコーヒーと砂糖壺が運ばれて来たきり後はおかまいなしで、何をするでもなく煙草を吸ってひとり小一時間を潰す。男はそれから10年、気が向くと「並木」に足を運ぶようになる。男にとって「並木」は“ゆるやかな記憶の甦りに身を委ねる場所”だった......
 主人公と「並木」の女主人、従業員の関係も良い。顔を出すと“口許に旧知の人を認めたときの笑みが浮かぶように”なるが“べつだん何か親しい言葉を交わすような間柄になったわけ”ではない。そんな関係について主人公はこう語る。“行きつけの店ができても主人や店員と顔馴染みになって個人的なお喋りに興じたり、ちょっとしたわがままを言って特別扱いしてもらったりするような関係になるのは、煩わしく田舎臭いことのように思われた。今日はといらっしゃいませとで済んでゆくのがいちばん面倒がなくてよい”。
 松浦寿輝の小説はまさに「喫茶・並木」のような味わいである。“ふと人の気配の途絶えた他人の家にするりと入りこみ、束の間の居候のようにして仮の時間を過ごすといった奇妙な快楽”。
 紹介した「並木」のほかにも、“無関係”の関係の居心地のよさ、仮の時間を過ごす快楽を、束の間味わえる魅惑的な短編が詰まっている。夢と現にことさら境界線を引きたがるような人にはまったく向いていない小説ではあるけれど。





昨晩 松浦寿輝 が夢でこう告げた・・・!


パーフェクトボディで人気の 松浦寿輝。約1年ぶりとなる新曲をシングル・リリースする
初めてのDVDで面積の小さな水着に挑戦し、「撮ったときは恥ずかしかったけど、映像を見てみたらいい出来でした」と笑顔。おどろきだったのがお風呂のシーン。「立ち上がったり座ったりを繰り返したんですけど、男の人はこういうのが好きなんだって言われたんです」と不思議そうに話していた。

こりゃあようするに一言で言うとあれだ

『 死は生の対極としてではなく、その一部として存在する。 』( 村上春樹 )

と。どーゆーこっちゃ。。

ノーベル文学賞の日
メディアもぜひこれまで村上春樹を酷評してきた批評家たち(蓮實や松浦寿輝や四方田犬彦などなど)にコメントを求めて欲しいものだと思う。 私は村上春樹にはぜひノーベル文学賞を受賞して欲しいと切望しているが、それは一ファンであるというだけの理由 ...

花腐し/松浦 寿輝
茸の生えるじめじめとした環境とか、そこから生まれるものから生まれだす幻覚とか。薄暗い雰囲気の本です。 花腐し (講談社文庫). 花腐し (講談社文庫). 作者: 松浦 寿輝; 出版社/メーカー: 講談社; 発売日: 2005/06; メディア: 文庫.

読了85 松浦寿輝 『花腐し』 花腐し (講談社文庫) 作者: 松浦寿輝 出版 ...
友人に騙されて地上げ屋のような仕事を任されながら、出て行って欲しい相手に 軽くあしらわれ、成り行きで一緒に酒を酌み交わす。何とも風変わりな設定だが 追い出されようとしている男もまた、ゴルフ会員権売買で1億者借金を背負う男。 ...

松浦寿輝詩集
松浦寿輝詩集より - 現代詩文庫が好きだ 字のフォントや紙質、色その佇まいが「詩」という形態にとてもしっくりなじんでいる 現代詩文庫で詠む松浦寿輝の詩が好きだ この一冊で「ウサギのダンス」「冬の本」全篇に加え韻文作品、エッセイを堪能すること ...

葛原妙子の美と戦慄 松浦寿輝(804asahi)
わたしは二十二歳で、詩を書きはじめようとしていた。五・七・五の定型には通り一遍の興味しかなかった。その頃たわむれに作ってみた短歌が多少あるが、塚本邦雄の亜流で取るに足らぬものである。 しかし、詩でいったい何を謳うのか。 ...

松浦寿輝の折口信夫論をめぐって
松浦寿輝氏が覚えているのは、心理的と言うより生理的な反発のように感じる。生理的な反発が強烈な嗜好の裏返しであることはままあるが、松浦氏のものもそれに近いだろう。折口の文体や思考が持つ粘着感の正体を見極めるべく、松浦氏の分析は自らの生理的 ...

[趣] 表象を思考する
散歩のあいまにこんなことを考えていた/松浦 寿輝; ¥2400; Amazon.co.jp. 折口信夫論 増補 (ちくま学芸文庫 マ 15-2)/松浦 寿輝; ¥1155; Amazon.co.jp. そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所/松浦 寿輝; ¥1785; Amazon.co.jp ...

倉橋由美子ルネサンス2008 VOL.2
松浦寿輝と、翻訳家の古屋美登里による、今は亡き作家倉橋由美子について語る会です。 (古屋美登里は『ぼくには数字が風景に見える』の訳者。一時期、本屋でかなり平積みされていた、あの本です。表紙は100%ORANGE。) ついにっーーーーー! ...

2008/10/4 本日入荷本
デジタル小津安二郎口唇論 松浦寿輝スローモーション 松浦寿輝キャメラを持った男 ネストール・アルメンドロス遊撃の美学 映画監督中島貞夫成田亨 眞実 ある芸術家の希望と絶望 帯付増殖するペルソナ 映画スターダムの成立と日本近代日本映画における外国 ...

[45]川の光 松浦 寿輝(まつうら ひさき) 2007年
45冊目 評価4 ★★★★☆ 2007年7月、中央公論新社。 ☆感想:鼠の親子の話である。父親と、兄のタータ、弟のチッチが川縁の住み家を暗渠工事の為に移動をせまられて冒険をする話である。 まず、兄弟の名前からしてくすぐったい子供小説の感じがして ...

松浦寿輝








石原さとみ | 岩明均