とにかく体系的に記述・写真・図表が充実しており、「なぜ」という疑問から「なるほど」という快感へ導いてくれる。単なる受験参考書以上に、豊かな教養や素養を与えてくれる。
また、歴史・地理・公民分野が単にわかれているのではなく、相互に参照が可能な形になっているのもとても便利である。立体的・相互的な見通しが得られる構成となっている。
得意科目を作れるゾ!おすすめ度
★★★★★
20年ほど前なら同じような参考書が数冊出ていましたが、近年は中味のない見栄えのするものばかりが幅を利かせています。そんな中、かろうじて『ニューコース』や『精解』だけが正道を行きはしても、それでも内容が浅く、編集が雑でした。折りしも「発展」学習を取り入れた新課程に移行する元年、どこかの出版社が名乗りを上げると思いきや、旺文社が、それも大胆にも「ハイレベル」を前面に出して決定版を出されたように見えます。
英語と国語は、教科の特性上、参考書向きではない教科であるため、その意味では失敗作でしょう。内容的にも見識がありそうに見えず感心できない。数学は今さら新機軸は打ち出せず、ありきたりの解説でこれも失敗作。ところが、理科と社会はすばらしい。とりわけ社会は中学入試を切り抜けてきた者もそうでない者も等しく基礎から中学社会を学べる内容になっている。資料も豊富で、活用の仕方が詳しい。3分野が均等に書かれていて読みやすい。
弊塾は本書を教科書と併用して、全文をノートに書き取らせ、まとめる練習をさせています。ちょうど大学受験の、山川『日本史研究』などをノート整理させるのと同じです。精読に耐える内容です。将来、本書をもとに入試問題が作成されることでしょう。中学1年生の段階から精読をし、3年間みっちりやれば社会(および理科)は得意科目になるはずです。
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
買って良かったと思います。