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会計のルールはこの3つしかない (新書y 191)

石川 淳一
おすすめ度:★★★★★
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財務会計ルールの大胆・簡潔・有用な整理
おすすめ度 ★★★★☆

単に通常の会計学の教科書をやさしく噛み砕いたものではなく、
会計公準・会計原則を大胆かつ簡潔に整理したビジョンを
提示する意欲作。会計に関する新聞雑誌記事を読んだり
実務的な勉強をしたりするのにかなり役立つと思います。
この本に限らず会計の概念解説書をちゃんと理解するためには、
仕訳を自分の手で書く練習を簿記問題集で別途やる必要は
ありますが。

☆五つにしてもよいぐらいですが、以下の気になる点があったので
四つにしました。

p.23 「企業実態の公準」とありますが、business entityの訳なので
  「企業実体」とするのが通例かと。

p.69 減損会計について、「減損の兆候があると判断したら、その資産が
  もたらす将来のキャッシュフローを今の価値に割り引き、帳簿上の
  価格と比較して、将来の収益力の方が低いなら、そこまで帳簿上の
  価格を切り下げます。」とありますが、正しくは、割り引く前の
  CFと簿価を比較して、割引前CFの方が低いなら、割引後の
  CFまで簿価を切り下げます。(日経文庫「時価・減損会計の知識」
  がわかりやすく解説。)

p.187 財務会計の利害調整の構図を強調して説明するのは良いと思いますが、
  金を会社の外に出したくないので利益の保守的な計上を求めるのは
  経営者よりむしろ債権者では。本文のストーリーの進行上、債権者が
  出てきていないので、あとがきではこうせざるを得なかったのかも
  しれませんが。船の購入代金を延払いにするケースも本文に入れて
  おくとよかったかも。



財務会計原理主義の本?
おすすめ度 ★★★☆☆

財務会計と複式簿記のシンプルな入門書を探している人にはお勧め。

ただ、著者は財務会計こそ本来の会計であるかのように書いて管理会計を低く見て
いるが、それには共感できない。
税務当局や出資者、投資家へは財務会計による財務諸表を示す必要があるだろう
が、企業内部で経営の指針となるべきは管理会計ではないのだろうか。

そこら辺の著者たちの感覚は彼らのプロフィールが物語っている。
著者たちは自治体の経営破綻を危惧している人々である。
そして、議員という立場では自治体の事業の管理会計的な側面は測り難い。
そうなると、財務諸表や帳簿類の監査で経営状態を読み解かねばならなくなる。
つまり、事業を経営する立場の人より情報が少なくて、時には粉飾を見破らなけれ
ばならないから、彼らの頼りは財務会計ということになる。
そういう経験と自信とが管理会計の軽視になっているのかもしれない。

実際、私は松本氏の前著「自治体連続破綻の時代」を推奨する人物が某SNSの日記
で本書の発売を喜んでいたから買ったのであった。
キャッチコピーや"はじめに"の記述は自治体の破綻を危惧する路線で書いてあれ
ば、この本も素直に読めたと思う。
よって、その点をマイナスして星三つ。



理解しやすい会計書
おすすめ度 ★★★★★

従来の「会計」本は、会計をうたいながら
その実、あまり会計について語っていなかった。


あるいは、専門の簿記会計の本は用語の厳密さは要求するものの、
そもそも、なぜ会計や複式簿記が必要なのかの理由についての
理解が、実務サイドに寄り過ぎていて極めて希薄なことが多い。

本書は、この点をわかりやすく会話形式で説明したものだ。

会計がそもそも何のためにあるのかといえば、
出資者である株主を含めた、外部から見て、
会社の活動を理解しやすくするためである。
これによって、利益が算出でき、その配分が可能になるからだ。
この点を大原則として強く理解させる点が類書とは出色である。

欲を言えば、株式会社だけでなく、
国や地方公共団体で複式簿記を使った場合、
どういった具体的な利点があるのかをもう少し書いてほしかったが、
それは入門書にはふさわしくないかもしれない。




出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★

大変良く出来ています 。とにかくこれは絶対買いだ!
ホント満点を付けても良い出来です。



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