軽く読める歴史漫画としておすすめ度
★★★★★
「南京大虐殺はなかった」
こう言ってあれこれ説明しても、なかなか信じてくれない人もいて、私はいつも悔しく思っている。
実際は数十人死んだ人がいるそうですが、その辺りの説明が難しい。
「人を殺したのは事実でしょ」「良い戦争なんてない」と反論される。
現代の価値観で過去の歴史を裁くのは傲慢だ。
もし自分がその時代に生きていたとしたら、どうしただろうか?と、もっと想像力を働かせなくてはならない。
このマンガは、中国がいかに残虐かを、どれだけ日本が親切でお人好しで誠実であったかを、
グロ無しの優しい絵で表現されています。
学校で教えられた歴史しか知らない人や、中学生が読んでも理解できるぐらいシンプルで解りやすいマンガでした。
二時間もあれば読める。
あと、チベットの悲劇の章は辛くて泣けました。
贅沢を言えば、中国人がなぜそこまで残虐になれるのかの、歴史背景の説明もほしかった。
今もその人命軽視の価値観は変わりません。
中国人として中国で育った限り、こういう国民性になるのです。(極一部例外あり)
ストーリー構成が無駄なくとても説得力があるので、アニメ化してほしいなと思います。
早く教育の現場で正しい歴史が伝えられる日が来ますように。
早く日本の誤解が解けますように。
注)
「シナ」は差別用語ではない。それを差別というなら「中国人」とか「日本」も差別用語になってしまう。
本来「中国」ではなく、「China」支那(シナ)という言い方が正しいのです。
「支那」とはただの地名です。蔑称だというのは迷信です。
中国と言う国名を日本に強要するのは支那の自民族逆差別に他ならない。
混乱の責任は3つあるという。
1.日本にだけ「中国」と呼称せよと強要する支那。
2.その言いなりになってマスコミに「中国」を通達で強制した当時(昭和21年1946年)の外務省とそれに唯々諾々として従ったマスコミ。
3.自称進歩的知識人はいわゆる「侵略戦争」への反省や民族差別解消(民族差別でもなんでもないのに)の名目で歓迎した。
逆に中国という国名には「世界の中心の国」という中華思想が含まれており、とうてい認めることができない。
小林よしのりファンの感想おすすめ度
★★★★★
この本は、小林よしのりと比べると読みやすい。
そう、字が少ないのだ。
普通のマンガのように書かれている。
本書は「南京大虐殺」の真実という題であるが、実は3つのマンガが収録されている。
第1部は「南京大虐殺」の真実
第2部は「百人斬り」報道を斬る
第3部は「チベットの悲劇」
で構成されている。
第1部は小林よしのりを読んでいる人には周知のことである。
第2部は東京日々新聞の「百人斬り」のことであるが、これも小林よしのりの著書を読めばだいたい分かっていることである。
一つだけ感心したことは、東京日々新聞は今の毎日新聞で、この記事を書いた浅海記者は戦後も毎日新聞の記者であり続け、終身名誉社員になっていることである。
毎日新聞はあまり小林よしのりでは取り上げられていなかったので意外であった。
第3部のチベットのことは知らないことばかりでとても参考になった。
オリンピックの聖火リレーの事件の背景がよく分かった。
「フリーチベット」
「チベットの悲劇」に注目おすすめ度
★★★★☆
第一部が「『南京事件』の真実」、第二部が「『百人斬り』報道を斬る」
そして第三部が畠奈津子の平成13年に発表した処女作「チベットの悲劇」だ。
けして絵がうまいわけでもはない。ストリー展開もアマ程度かもしれない。
読む人によっては、侵略した国の軍隊の残酷性だけをむやみに強調しているように
思えるかもしれない。
しかし、チベット仏教者と侵略者の関係が、漏れ聞こえてくる現代の報道に
極めて類似していることには驚かされる。
一体今まで、処女作のテーマにチベットを選んだ漫画家などいるのだろうか。
そこには、作者の、現代の問題でありながら報道されることのなかった事件についての
強い怒りを感じる。
日本政府は、中国政府に対し、事件についての情報開示を強く求めるべきだろう。
封印は必ず破られなければならない。私はそう思う。
時事問題ですね!おすすめ度
★★★★★
「南京大虐殺」が幻であったことは、知っていたのですが、
部分的な知識だったのが、全体が分かって良かったです。
「チベットの悲劇」の内容もわかり、まさに、すごいタイミングで発売されたと思います。
第二章「そもそもどうして日本は中国に行ったの? 〜南京への道〜」は、
分かりやすかったです。義和団事件からの流れを把握できました。
ただ、あまり「中国の民族性を正しく知ろう」という表現にすると、
えげつなさを感じてしまうかなぁ、という感想です。
マンガで、まずは、全然興味がなかった若者に読んでもらうには、
ちょっとお薦めする時に、抵抗感がでそうな気がします。
なにわともあれ、教科書やマスコミの情報しか知らない人には、
是非、読んで頂きたいです。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。