現代社会、官僚体制への皮肉おすすめ度
★★★★★
ある日突然、回覧板「町のおしらせ」と共に戦争が始まった。
お役所的でまるで中身がつかめない戦争にしらずしらず巻き込まれていくものの、理由も何もわからず実態をみることもなく「お役所的」にしかし着々と戦争は進んでいく。読んでいると無味乾燥、意味不明瞭のお役所の実態がそのまま反映されているようで非常におかしい。
しかし、戦争でないにしろ、役所が決めたことで知らず知らず自分達の生活が変り、巻き込まれている現代社会、それを戦争という名で皮肉った作品と思えてきた。
戦争を「年金」「保険」「自衛隊」その他さまざま不条理でわからない政治の世界に置き換えてくると違った見方ができる。
小説としての娯楽性はあまりないものの、その独特の視点は評価したい。
説得力に欠けるよ・・・おすすめ度
★★★☆☆
前半部分ははっきり言って読むのが苦痛でした。状況説明を又聞きしてるような感じとでも言いましょうか。
面白く読めたのは査察の件でしょうか。ここは直接的な描写は避けているもののスリリングで楽しめました。
ただ、なぜ戦争が地域振興につながるのかだとか、香西さんの週一の業務だとかに説得力がない。
戦争なんて前線に出ない限りリアリティのないものなんでしょうが、それでももう少し描写を加えて欲しかった。
買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
!いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!