Do You Love Me?のプロモがとても面白かったんで買ってみました。バリトンボイスのボーカルが好きなんでよく聞きました。陰鬱というより激しいです。なんかどっかパンクな感じもします。ニック・ケイヴ氏は詩集を出すくらい、歌詞がとてもステキですが、Thirsty Dogには笑い転げました。暗くて人間臭くて激しく怒りや愛をぶちまけているけど、ものすごく聞き応えのあるアルバムです。イライラしてるときとかオススメです。なんかわからんけど、ギャオー、ワオーと叫びたい時に聞いてみて下さい。最高です。
居直り、とは悪い意味ばかりではない。おすすめ度
★★★★★
オドロオドロしい紅い炎を思わせる背景に、強い意志を感じさせる視線、そして胸には"LET LOVE IN"…はっきり言ってフツーのセンスじゃないです。近年には珍しいほどの「俺様」ジャケットです。
ボーイズ・ネクスト・ドア、バースデイパーティを経て、ニック・ケイヴ&ザ・バッドシーズを結成してからの通算7枚目のスタジオアルバム。
彼の音楽に触れる事は、人間の業に触れる事を意味する。
少しばかり大袈裟な表現かもしれないが、的外れな意見ではないと思う。
時には不格好で、時にはのたうちまわり、愛する女性に対しては「ただ愛する」ことしかできない。
そんな不器用な、しかし誠実な精神が、音に宿っている。
一聴しただけでは、ただの「暗くて重い陰鬱な曲」にしか感じられないかもしれない。しかし繰り返し何度も聴いているうちに、彼の内面にある柔らかい部分が顔を出す瞬間がある
聴く側にも「あるチカラ」を必要とする音楽なので、元気がないときには、その世界に飲み込まれていまわないように注意してください。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。このアレンジが秀逸の一品から感じたことは、素晴らしい才能の奥深さ、ということです。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。