第一次世界大戦前後のヨーロッパで生きる女性おすすめ度
★★★★☆
オーストリアの子爵と結婚して、パプスブルグ最後の時代の帝国貴族の妻の生活はどんなものだろう。子供は産めるのかしら? そこへ日本から出世した光次郎がときどきやってくる。ゆらぐ女心。ヨーロッパ人の夫と家族のなかでどのようにして生きられるのか。ストーリーは読ませる。何故戦争になっているのにミサオは日本に帰らないの? 西洋風の愛と日本男子との愛の違いは? 光次郎は破産するまで絵画を買いつづける。その絵画の一部は今日迄残っていて私たちが見ることができる。日本に残したたった一人の親族の妹はどうなったのだろう? 戦前の神戸の街。花隈と異人館と造船所と海とが織りなす人模様。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!