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結城昌治 ウィキペディア

結城昌治 動画

渥美清 DVD-BOX
渥美清 DVD-BOX
 懐かしくもあり、こわくもある作品が勢揃い。
 たとえば、『拝啓天皇陛下様』(1963年制作)。
 これほど過激な題をつけた映画初めて。
 「私は昭和6年1月10日に、岡山の歩兵第十連隊に入隊しました」がプロローグ。
−−−−
 岡山県北・津山出身のヤンチャ坊主山田正助を演じるのは渥美清。岡山弁を話す渥美清。かれにとって軍隊生活は天国だ。2年間飯が食えるのだ。昭和6年から昭和25年にかけて彼の人生をかたり続けるのはインテリ小説家の長門裕之。その妻は左幸子。
 なぜ、「拝啓・・」になるのか。山田正助は文盲。中隊長は加藤嘉。識字教育を行うことにした。教えるのは藤村寛美。正助は初めて手紙を書いた。
 「拝啓天皇陛下様」。
 無茶だと中止させたのが長門裕之。
 なつかしい遊郭・中島も出てくる。天皇の赤子として、戦前も戦争中も敗戦後も生き続けた山田正助。中村メイコと所帯をもつだんになり巨大自動車にはねられ死んでしまった。
 「拝啓 天皇陛下様/陛下よ/あなたのさいごの赤子のひとりが/この夜/戦死をいたしました」でフィナーレ。
 この映画は多くの問題を一杯ほうり込んである。監督、 野村芳太郎はやはり偉大であった。
 もちろん、渥美清はいうにおよばず。




昭和枯れすすき
昭和枯れすすき
1975年、松竹が当時ヒットした歌謡曲にかけて製作した作品ですが、中身は刑事事件を取り巻く兄妹の愛憎劇です。何しろ脚本は新藤兼人、撮影は川又昂(新宿の繁華街や安アパート群の中を走り回るカメラが素晴らしい!)ですから、作品の格が違います!鈴木瑞穂の平刑事がいいです!松本清張の作品と共に、野村芳太郎監督の代表作だと思います。当時31歳の高橋英樹が若々しく、今とは全く別人ですが、当時20歳だった初々しい秋吉久美子との近親相姦的な関係が非常にリアルでした。お勧めの作品です!




昭和枯れすすき
昭和枯れすすき
本作は、野村芳太郎が「砂の器」を撮り終えた後、新藤兼人の脚本を得て作られた作品と記憶する。本来、野村監督は推理ドラマを得意とするが、本作はその中でも出色の出来ではないか。キャスティングの妙(下条アトムのチンピラぶりを見よ)、骨のある脚本、名手川又昂の撮影、そしてテンポのある演出・・・。単なる推理エンターテイメントに終わらせるのではなく、そこから、映画を見る者をして、人生の来し方行く末や仕事、兄妹の情愛などを感じさせる力が本作にはある。映画を作るということは、ノルマをこなすのでもなく、作業を行うのでもない。作品をスタッフ全員で作り上げるということだろう。そうした熱気が本作にはごく当たり前に伝わってくる。当時の日本映画の水準をうかがう意味でも貴重な作品である。




暗い落日 (中公文庫 ゆ 2-21)
暗い落日 (中公文庫 ゆ 2-21)
結城昌治は日本ミステリにおける偉大なパイオニアであり、その業績は再評価されなければならない。
日本版「EQMM」の短編コンテストで佳作入選し、洒落たユーモア・ミステリ「ひげのある男たち」で長編デビュー。
本邦初の本格的なスパイスリラー「ゴメスの名はゴメス」、悪徳警官ものの傑作「夜の終る時」(推理作家協会賞受賞作)、
渥美清主演で映画化もされた愉快なコンゲーム物「白昼堂々」とその多彩さと完成度の高さは驚きですらある。
そして私立探偵 真木(名は明らかにされない)を主人公とする本作こそ、日本において初めて登場したリアリティを持ったハードボイルド・ミステリである。
ロス・マクドナルドの強い影響を感じさせるが、昭和30年代の成熟と腐敗の気配を見せ始めた日本社会の暗部と悲劇を描写した、その世界は古びていない。
「公園には誰もいない」「炎の終り」と続く本シリーズは必読だ。





昨晩 結城昌治 が夢でこう告げた・・・!


テクノ・シーンでの地位を不動のものとした結城昌治。大地を感じるスケールの大きさ、心深く沁み入るスコールのような清々しいヴォーカル。
ただし、これは笑いを取るための安っぽい企画モノなどではない。どれも大真面目に力の限りを尽くして制作された脱力作品集なのである。よーく聴いてみれば、抜群のアレンジセンスと演奏力に驚く。さすが、百戦錬磨のクセ者集団バンバンバザール! なのだ。

実にすばらしい。こりゃまさに、

『 小説が人生に似ているというよりも、人生のほうがもっとよく小説に似ている。 』( ジョルジュ・サンド )

よ~く考えなあかんで!

過去のある女
(収録作品)マッチ箱の人生(阿刀田高)/誕生日(戸板康二)/二夜の女(多岐川恭)/日焼けのあと(佐野洋)/汚れた天使(三好徹)/フーテン・マミイ(生島治郎)/紅蓮亭の狂女(陳舜臣)/マルゴォの杯(赤江爆)/白い仮面(結城昌治) ...

ゴメスの名はゴメス(書評) 結城昌治
ゴメスの名はゴメス (光文社文庫 ゆ 4-1 結城昌治コレクション)/結城昌治; ¥560; Amazon.co.jp. ちょいと、ぽんぽ子さんや。 渋すぎじゃあ、あ~りませんか? ゴメスって。 ゴメスの名はゴメスって( ´艸`)ぷぷぷ。しぶ~~ ...

結城昌治 『裏切りの明日』 (光文社文庫)
このところ同文庫から隔月に刊行されている「結城昌治コレクション」の1冊である。初出は1965年3月光文社のカッパ・ノベルスで、『穽(あな)』というタイトルであったが、1975年2月に中公文庫に編入されるに際し、現在のタイトルに改題された ...

読みごたえのある本たち
「“結城昌治”さんをもう一度読み直そう」第3弾です。なにか必要に迫られての読書でもなく、ただそこにあるので…という、とてもゆるい気持ちで挑んでいるせいか、素直に面白いなぁと、素人の本読みはこの気持ちが大事なんじゃないかとまで思いながら、 ...

結城昌治「終着駅」(講談社文芸文庫)
温故知新シリーズの講談社文芸文庫お高いですがいい仕事なさっているとつくづく思います。 焼け跡闇市は野坂昭如さんの十八番ですがここにもありましたねえ。 ちょうど私どもの親世代とかぶる方で(昭和2年生まれ) さまざまな価値観の転向を余儀なくされた ...

『志ん生一代』結城昌治
Shinshouichidai 「お好み寄席」で古今亭志ん五の思い出話を聞いて、本書を開いてみた。本書によると、志ん五師の初高座で志ん生最後の寄席となった昭和43年上野鈴本の初席の後の一月二十日、柳家三語楼門下で兄弟弟子だった柳家三亀松が胃ガンで66歳で ...

郷原部長刑事シリーズ「仲のいい死体」
... 長い長い眠り」ではあまり気にならず、本作は半日で読み切れるほどでしたが、このシリーズはこれでおしまいだそうです。 仲のいい死体 (創元推理文庫 M ゆ 1-3). 仲のいい死体 (創元推理文庫 M ゆ 1-3). 作者: 結城昌治; 出版社/メーカー: 東京創元社 ...

[読了本]2008年9月8日の読了本
長い長い眠り/結城昌治(創元推理文庫). 長い長い眠り (創元推理文庫 M ゆ 1-2). 長い長い眠り (創元推理文庫 M ゆ 1-2). 作者: 結城昌治; 出版社/メーカー: 東京創元社; 発売日: 2008/07; メディア: 文庫.

ゴメスの名はゴメス(小説)
結城昌治コレクションの第一弾。初版は1962年4月に刊行されているので、46年も前の作品だ。しかし、時代背景は異なるものの、今読んでも十分に楽しめるところは、さすが結城昌治氏。すでに結城昌治コレクションは『白昼堂々』と『裏切りの明日』も刊行 ...

夜が終る時
結城昌治。 いつか書いた記憶があるんですけれど。 ドラマの原作を読んでみて。 まったく古さを感じさせることなく。 ぐいぐいと引き込まれて。 で、先日購入した本。 ゴメスの名はゴメス (光文社文庫 ゆ 4-1 結城昌治コレクション)/結城昌治 ...

結城昌治








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