「イマージュ」のNHK朝ドラバージョン。 第48作「ひらり」から70作「天花」のうち18曲を収録。いろいろな作曲家の曲をまとめて聴けるイメージアルバムとして楽しめます。おすすめ度
★★★☆☆
2005年、NHK放送80周年を記念してリリースされた「イマージュ」(癒し音楽オムニバス)の「朝ドラ版」です。
本盤のリリースは、一緒に購入した、同様のCD『朝ドラ〜NHK連続テレビ小説テーマ集〜』よりも前。
「朝ドラ〜」は、NHK朝の連続テレビ小説、第一作「娘と私」(1961年4月3日)から47作「おんなは度胸」(1992年)
までのオープニング曲すべてをオリジナル・サントラで収録しましたが、
本CDはそれ以降の作品のうちから数曲を抜粋し、また歌はインストに替えたりして作られた、ドラマテーマ曲
オムニバスアルバムです。
「ひらり」以降、近年は、主題歌に有名なミュージシャンを起用したりしているので、版権上、
「朝ドラ〜」のようなCDを作るのは難しいための処置と思われます。
収録している、第48作の「ひらり」は、主題歌がドリカム「晴れたらいいね」、音楽をその中村正人が担当し、
これ以降、有名アーティストによる主題歌も採用されるようになりました。
(歌入りは収録されていませんが。)
「ちゅらさん」は、あのリチャード・クレイダーマンが演奏、「ほんまもん」は音楽が千住明、
ヴァイオリンを妹さんが演奏、「すずらん」は服部隆之の曲に、吉田美奈子のヴォイスと赤坂達三のクラリネット、
など、バラエティに富んだ構成になっています。
こうしてみると、このCDでも作曲は、映画・ドラマ音楽の有名作曲家ばかりで、
宮川泰、小六禮次郎、千住明、溝口肇、大島ミチル、服部隆之、岩代太郎、山下達郎、久石譲、日向敏文
他、そうそうたるメンバーです。
いろいろな作曲家の曲をまとめて聴ける、イメージアルバムとして楽しめます。
やはりオリジナルを聴きたかった!おすすめ度
★★★☆☆
朝の連続テレビ小説のテーマ曲を毎日聴いていて、懐かしいから買うのに「ちゅらさん」の”Best Friends"がリチャード・クレーダーマンのピアノ演奏に変わっていたり、「ひらり」の”晴れたらいいね”がドリカムでなかったり、がっかりです!選曲自体は悪くないのに、残念です。
ちょっと中途半端おすすめ度
★★★☆☆
このCDにはここ10数年のNHK朝のテレビ小説の主題歌が収録されるようです。ただし、完全にオリジナルな主題歌(8時15分に流れたもの)でないところが残念でたまりません。また、年度も連続性がないところが物足りなく思えます。
個人的には曲を聞けば8時15分が思い浮かぶような、完全オリジナル主題歌集であってほしかったです。かつてレコ-ド時代には第1回の「娘と私」から「おしん」あたりまでの主題歌をすべて収めたレコ-ドも発売されたこともあったのですが、それと同じ趣向でここ10数年の間の主題歌集CDとしてほしかったです。大河ドラマは時折まとまったものがCD化されてますから朝ドラもできるはずなんですが。
今回収録されたものをみても、古いほうで「ひらり」「ええにょぼ」「かりん」「ぴあの」と続いたかと思うと、ぽっかりと「春よ来い」「走らんか」「ふたりっ子」「甘辛しゃん」「天うらら」「やんちゃくれ」などがごっそり抜け落ちてたりして、中途半端な感が残るのはしかたのないことなのでしょうか?
それでも収録されている曲はどれもすばらしいものです。またこれくらい曲がまとまったものは最近では他にはありませんから、このCDでしばらくは8時15分の余韻を夢見ることにしましょう。
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ホント満点を付けても良い出来です。