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藤沢周平 ウィキペディア

蝉しぐれ  歌: 一青窈 " かざぐるま"


藤沢周平 動画

たそがれ清兵衛
たそがれ清兵衛
本年度の日本アカデミー賞、作品賞、監督賞、脚本、音楽、主演男女、助演など数多くの部門を総なめにした傑作時代劇。時代劇初の山田監督だけあって気合の入り方も凄く、細かな点まで丁寧に作られているのに好感が持てる。現代劇にも通じるストーリーが身につまされるが、矛盾が大きなストーリー展開にのめり込むことが出来なかった。特にラストの山場は「そんなはずないじゃん」と思いながらも、役者の名演技を堪能した。




武士の一分
武士の一分
原作からのファンですが、映画になると原作がかなり変わってしまって(「たそがれ」みたいに)、けっこうガッカリすることが多いんですが、これはよい方向に変わっていて、ほんとうにおもしろかったです。

夫婦愛もより深く描かれ、特に対決シーンは、「秘剣・谺返し」とはコレかもなと思わせてくれたし。
俳優たちの演技もよかった。

言うことなしです。

他の評価者には、対決シーンや、脚本を批判している方が多いですが、そういう方は、監督うんぬんではなく、藤沢周平自体合わないのではないでしょうか。
変わったと言っても「たそがれ」のように複数作品をミックスしているわけではなく、ほぼ原作通りですから。
この作品がダメな方はこの原作者の映画はすべて避けた方がいいでしょう。




蝉しぐれ (文春文庫)
蝉しぐれ (文春文庫)
藤沢作品を初めて読んだ。

文章の流れがきれい、剣での戦い場面はグイグイ引き込まれるような表現、主人公とその周りの人たちの言葉、ストーリーの進め方 

脇目もせず、どっしりとして大河小説のような安心して読める歴史小説ですね。

これまで、有名な歴史上の人物の歴史小説を読んできたが、蝉しぐれのような歴史小説もとても面白いのですね。

落ち着いて読むには、藤沢作品はとても良いと思います。





密謀 (上巻) (新潮文庫)
密謀 (上巻) (新潮文庫)
藤沢周平というと最近の映像化ブームで「夫婦愛」「庶民派」みたいな印象がありますが、実際には時代小説の短編などでも文章がとても上手くて、
軽妙洒脱、そして穏やかな主張はあっても、それが決して押し付けがましくない点も美点だと思われます。

数年前、最初にこれを読んだ時、藤沢さんの時代小説は初めてで、上巻は私が有名武将しか知らない為に少し苦労しましたが(日本史オンチだったので;)中盤以降はどんどん面白くなってきます。
さりげない言葉や文章での心情描写はさすがという他ありません。
藤沢作品なのであからさまに敵対する武将を悪く書いたり、上杉を贔屓したりという描写は少ないのですが、その分読み手としては想像力を働かせる余地があるという印象です。

この作品を読むと「義」を掲げながらも一面では冷静沈着な知将だった直江兼続、謙信の精神をそのまま受け継いだ上杉景勝贔屓になりますね。
兼続を「いい人」すぎる人に描写していないのに、彼の生き方には感銘を受けます。
景勝も男が惚れる武将だったことがわかります。

そして、この時代は草(忍者)を使うのが当たり前だったこともわかります。

三十石に減らされてからの話もこの文章で読みたかった気はしますが、繰り返し読みたくなる余韻と深みのある作品です。
「直江と石田が密約を交わしたという証拠はない」とした上で書かれているのにも好感が持てました。戦国武将の人間性を描きながらも、捏造だらけという印象はありません。

兼続にまつわる女性達の描写がほぼないのが原因かもしれませんが、これが大河の原作がこれだったらなあ…と残念になります。




密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))
密謀 (下) (新潮文庫 (ふ-11-13))
二つの謎がある。なぜ上杉は、地理的に不利な豊臣方に荷担したのか。なぜ上杉は関が原のとき参戦しなかったのか。結局「謙信以来の誇り」ということなのだろうと思う。それだけではよくわからないという人は本書を読んで欲しい。といっても、あまりにもさらりと書いているので、私には少々不満だった。(こここそが眼目だろうに)

けれどもじつはこれは眼目ではなかったのかもしれない。戦国時代時代に翻弄される藩を描いて、現代の会社を連想する人多いだろう。そういう翻弄する波の姿こそを描きたかったのかも。最後、草たちのそれぞれの運命が清清しい。






もしもこんな 藤沢周平 がいたら・・・


ドラマ、映画でも活躍中の 藤沢周平。「脱清楚」をテーマに、浴衣で大きく肩をはだけたり、初めてブラの肩ヒモを外しに挑戦したりと、これまで以上に大人っぽさを前面に。
ドラマ内のセリフをポーズ付きで決めると、会場からは大きな拍手が湧き起こった。

ふむう~。それならばぜひこの言葉を贈りたいと思います。。

『 我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。 』( クラレンス・S・ダロウ )

なんだか納得。

藤沢周平 帰省――未刊行エッセイ集
帰省――未刊行エッセイ集|藤沢周平|文藝春秋|ISBN:9784163703503|2008年07月. ★★☆☆☆. 《キャッチ・コピー》. 没後11年。ますます人気の高まっている作家、藤沢周平。その埋もれていたエッセイを発掘し、1冊の本にまとめたファン待望の試み。 ...

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藤沢周平








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