命の大切さおすすめ度
★★★★★
自分の命がいつ奪われるかわからない。
そんな状況の中で、さんまさんが演じたお父さんのように笑顔を振りまき、冗談を飛ばし、周りの人々を笑わせることができる人がどれだけいたことでしょう。
お父さんは、当たり前のことを強く信じていたのです。
「戦争で殺し合いをするのはおかしい。幸せにみんなが笑っているほうがいい」と。
でもこんな当たり前のことを、忘れてしまった人が大勢いたのかもしれません。
今の平和な日本では、幸せを願い、笑うことの大切さを知っている人は大勢います。
戦争や殺し合いで何かを解決しようとすることが愚かだということも、誰もが理解しているでしょう。
だけどこの時代は、そう信じ行動することが許されなかったのです。
自分や大切な人の命を守ることが許されず、「お国のために」敵兵に突っ込んで行けと教えられました。
相手が銃を持っていて、近づいたら撃たれるのに、無謀だと知りながら向かっていかなければなりませんでした。
そして多くの人がそうしたのです。
もし自分がそんな場所にいたら・・・と考えると恐ろしくなります。
私には絶対できない。怖い。
でも、それってすごく自然な感情じゃないでしょうか?
戦争は、人々に命の尊ささえ忘れさせる、恐ろしいものです。
戦争のない今の日本に生まれた私は、命の危険がほとんどない生活を送っています。
このドラマを見て、そんな当たり前のことが本当に幸せだと感じました。
殺し合いが当たり前になる、そんな戦争は二度と起こしてはいけないと再確認させられました。
ざわざわと風にのっておすすめ度
★★★★☆
沖縄のさとうきび畑。
ざわざわと風に揺れるサトウキビの緑。
その圧倒的に明るい日差しと対照となる
悲惨な戦争と犠牲者。
何事もなかったかのようにざわざわと
聞こえる風の音に、
こんなにも苦しんだ人たちの
思いを感じる。
みんな幸せな平和な世の中が来ることを
願ってなくなっていったのだろう。
明るい日差し、
この明るさを汚してはならない。
さんまさんのキャラクターが
そんなイメージを象徴していたように思う。
戦争はすべての人を不幸にします。
この作品をきっかけにおすすめ度
★★★☆☆
全く戦争の映画やドラマを見ていない人にとっては、その入り口としてはとてもよい作品だと思います。私は様々な戦争映画やドキュメントを見ているので色々と疑問に思う点などはありますが、このような悲惨な事が60年ほど昔にあったという事実を知らない人が多くいる今の現代でこの作品を観て興味を持ち、これがきっかけとなって色々と考え、日本の歴史を知って行く事が良いのではないでしょうか。
この作品を観てとても感動した泣いたと言うだけでなく、日本が行った戦争の事実をもっと深く考えて欲しい。
戦争を知らない世代おすすめ度
★★★★★
の人達は、是非一回は観て欲しい作品。
このドラマに関して、賛否両論があろうとも「戦争」と言う物自体を考える時間が、少しでもある事が戦争を知らない私達には大切なんじゃないかな?と思った。
戦争は悲惨で、残酷。
そんな中でも未来に希望を持ち、明日へ生き延び様とするひとつの家族。どんなに辛くても笑顔を絶やさない。
これこそが人間の真の強さ、尊さだと思う。
最後にさんま演じる父親のカメラに残された写真に写る人達は「沖縄」と言う戦渦の中で明日をも解らない日々を送っていようとも、皆、とても素晴らしい笑顔で写っていた。子供達が「お父さんだから、撮れたんだよね」と言う台詞。には泣けた。
余談ですが、出番は少ないけどオダギリジョーの将校姿は、かっこよいです。上戸彩と、さとうきび畑で別れる間際に、遠回しに自分の気持ちを伝える台詞がまた、イヤラシイ位似合う所がオダギリジョーです。(ファンの人達へ)
良い出来でした
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!
概要
森山良子の名曲「さとうきび畑」をモチーフに、戦渦に巻き込まれながらも希望を捨てずに明るく生きていこうとした家族と沖縄戦の悲劇を描いた戦争ドラマ。大阪出身の平山幸一(明石家さんま)は良家の子女・美知子(黒木瞳)と駆け落ちして、那覇で小さな写真館を営んでいた。長男の勇(坂口憲二)は学校の先生をしている紀子(仲間由紀恵)と結婚、さらには美知子が幸一にとっての6人目の子どもを身ごもったことがわかる。そんな中、アメリカとの戦争が勃発。幸せそのものだった平山家に暗雲が立ち込めてくる。
主演の明石家さんまは出演依頼の前日にカラオケで「さとうきび畑」を歌っていて、運命的なものを感じてこの役柄を引き受けたらしい。なるほど主人公には、明石家さんまのキャラクターが色濃く投影されているように思われる。より一般的な理解度を求めたせいか、ドラマの成り行きは全般的に甘め。沖縄戦そのものを描いた作品というよりも、明るいアプローチから戦争によって悲惨な運命をたどる家族を描くことに焦点が当てられているドラマだ。再三登場するさとうきび畑が壮観。(麻生結一)