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アンダー・ラグ・ロッキング (電撃文庫)

名瀬 樹
おすすめ度:★★★★★
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深い作品です。
おすすめ度 ★★★★★

主人公の二人は狙撃兵として人を殺し、また自らの命も狙われている。
そんな環境の中で本当に信じられる相手はいるのだろうか? そんな問いを投げかけられた気がします。
お互いを必要とするから信じあう。信じるものが無いと心が耐えられから。
信じるものは自分が戦争でなくしてしまった何か。
それは、人によって違うもので、その面影を相手に重ねる。
そんな脆く、崩れそうだけど強い。複雑な感情の入り混じった気持ち。
それらを短編連作という形で綴ったこの作品はとてもよかったと思います。

少し読み手を選ぶ作品かもしれませんが、このような雰囲気を感じたいと思った人にはとてもお勧めできる作品です。


万人向けではないけれど…。
おすすめ度 ★★★★☆

悲しいお話です。
おっと、「悲しい」にも色々ありますね。
このお話の悲しさは、過去形故とでも言うべきものです。
表面上は戦争に巻き込まれた少年少女のお話ですが、
そういったありふれた部分だけが本質なのではありません。
―救いなき者の見る明日など、空しいだけなのか?
この作者はそれにひとつの答えを提示してみせました。

これから先の作品にも期待が持てます。
決して万人向けのテーマではありませんが…。



はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★

届いてからずっと気に入っています 。非常に洗練された魅力的なものになっていると思います。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。



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