死者のために出来る事おすすめ度
★★★★★
待ちに待った新刊です。
一時休載になり心配してましたが、こうしてまた心十郎達に会えて良かった。表紙の心十郎、すごくカッコいいです♪
ご存じ、この漫画はエンバーマー(エンバーミング技術者)という職業を題材にしています。
エンバーミング(遺体衛生保全)とは、遺体に諸々の処置を施し生前の姿に近づけたり長期保存を可能にする技術の事。
日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米では当たり前に行われているそうです。
今巻もエンバーミングの話を中心としたシリアスな物語が収録されています。
私が好きなエピソードは【26話】と【27話】です。
【26話】は心十郎が葬儀屋・恋路の依頼で同じ遺体を2度エンバーミングするお話。
故人が最後に用意したサプライズとそれに対する遺族の慟哭が泣かせます。切ないけど優しい物語。
【27話】は死装束師・麗さんの過去を描いたお話。麗が死装束を作るようになった理由が明らかになります。こちらも泣けましたね。
【29話】から、ちょっとサスペンス仕立てに。心十郎、不審死の謎に迫る―!?
さて、心十郎とアズキちゃんの恋ですが…。今巻の2人は切ないです。
心十郎、アズキちゃんをしっかり捕まえとかないと他の男に取られちゃうゾ〜!
巻末描下し『リアル死化粧師』のエンバーミング・トリビアが興味深かったです。
新キャラも登場し、これからますます面白くなりそうな予感。次巻が楽しみです。
買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★
今回の発売がすごく嬉しいです
。従来の伝統を引き継ぎつつ、バランスがうまくとれてます。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。